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寝れなくて、結局5時半寝……
なのに起きたのは7時とかいうorz
今日も元気に不健康街道まっしぐらな感じです。毎日こんな感じではあるけども。
追記は、そんなときの暇つぶしに書いてたss。あきざしです。
ssとか言ってますけど、正直くそ長いです。
何故か萠が入院してます。骨折でもしたんじゃないかなー?←


 最近初めて知る事が増えた。
 例えば。
 病院食はとても不味い。これなら夏の食べ物テロの方がずっとマシだ。
 そして、携帯電話が使えないから、殆ど誰とも連絡が取れない。残念ながら俺はたくさんの電話番号を覚えられる程器用ではないのだ。
 ただ、喜ぶべき事に暇を持て余す事などない程、常に誰かが遊びに来る。本来ならば見舞いと言うべきなのだが。
 朝から昼までは萌が来る。入れ替わりに日和と菊が来て夕方までいる。四時頃から面会時間終了までは夏がいる。
 一番会いたい奴に限って来ないのだ、こういう時は。
 それが一番よく分かった事だな。と、俺は自嘲気味に一人笑うのだった。

 今日は珍しく水野姉弟が来た。土産と言って渡された生八橋を食べながら、俺は微笑ましいとは到底思えないような姉弟喧嘩を眺める。
「本当は今日俺一人で来るはずだったのに、このチビが……」
「誰がチビだふざけんなよマジで。お前そんなんだからモテないんだ。」
「んだとゴルァ。やんのか?」
「上等。表出ろや。」
「看護婦さんの仕事増やさねえ程度にしといてくださいよ、詩子姐さん。」
「はーい。あ、私『姐さん』じゃなくて『姉さん』だから。」
 また喧嘩になりかねない雰囲気だったので、一度場を収めてからまた生八橋に手を伸ばす。
 すると、思い出したように侑がメモを取り出した。
萠、これ、秋がお前に渡してくれって。」
 メモを広げると、携帯電話の番号らしき数字が書かれているだけだった。
「夜中、誰にも見つからないように掛けろってさ。」

 深夜三時、俺は病室を抜け出して備え付けの公衆電話の前に来た。
 手には電話番号の書かれたメモがある。何度も広げた所為で、紙はもう草臥れてしまっている。
 十円玉を入れて、順番通りに数字を押していく。
『……はい、志宅ですけど。』
 聞こえた、眠たげな声に息を呑む。懐かしい、大好きなあの声。
「もしもし……秋、俺……萠だけど。」
『あ、萠くん? 遅いから心配しちゃった。』
「ちょっとな。で、何? どうしたの?」
『ん……今から30分後、駐車場に出てこれるかな?』
「え、多分……」
『じゃあ来てね。』
 それだけ言って切られてしまった。

 いくら春とは言え、夜の風はまだ冷たい。だが、俺は言われた通りに30分後、駐車場に出た。
 丁度正面の方から俺を呼ぶ声が聞こえた。走って行けば、もうずっと会っていなかった秋がいる。
「何で今まで来なかったんだよ……バカ……」
「ごめんね。俺も忙しくって。でもずっと会いたかったんだよ?」
 そっと触れ合うだけの指先は冷たくて、ずっと外にいたのが分かる。
 手をむりやり伸ばして頬を撫でれば、擽ったそうに笑うのだ。
「秋、キスしたい……」
「ここで良いの?」
 頷けば、やわらかい微笑を顔に浮かべた後に唇を合わせられた

深夜三時半の密会
(フェンス越しのそれは、ひどくもどかしかった)

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腐っても学生
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絵描くのも字書くのも好きではある
自己紹介:
基本的に二次創作の小説(とは名ばかりのSS)を書いていきます。
それこそ、書きたいときに書きたいものを書きたいだけ。
日々の下らない事も書き流します。注意!!
BLいっぱいで好き勝手突っ走ること間違いなし。
最近は岩男とBSBばっかり。
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