♥ ちょっとばかり

幸せだとか平和だとか、そういった大きくてとても大切で、なのに漠然としただけのそれらについて考えてました。考えてたっていうほどでもないけどさ。
んで、いきついた結論が、きっとそういうのは死が訪れてようやく分かるんじゃないかな。
すごい生々しく例えるなら、好きなものに囲まれているとしても、嫌いな人はどこかで生活しているわけでしょ。それで絶対いつかは出会うわけでしょ。それって、結局幸せではないんじゃないかなーって。
まあ、そんなわけです←
追記にはそんな感じのお話。冒頭からアレな感じですけど、別に死ネタでもなんでもないです。
そして光壊。やっぱりクラッシュ熱が酷いようです。
タイトル、間違ってないよね!!　だってクラッシュどう見ても鳩さんだもんね!!笑

「いつ死ねるのかな。」
　そう言ったお前の口調はひどく穏やかで、発した言葉の内容なんて全くそぐわなかった。
　そもそも死など訪れやしないのだ。機械に死など。
「人間が死んだら死ねるのかな。」
　そうしたら俺を直す事なんか出来なくなる。
　同意を求められてもどうしようもない俺は、そうなる前にいつもの口癖を言う。
「さあな。俺には何も分からないよ。」
　お前はそれを聞いてビスクドールのように端整な顔を不快そうに歪めて不満そうに言葉を吐き出す。
　その様子はどうこからどう見たっていつも通りで、先程の事など遠い昔のようだ。
「いっつもそればっかり。分かってないわけじゃないのに。」
　不平不満をぶつくさと呟くも、俺から何の反応もないのがおもしろくないらしく、結局鼻を鳴らして出て行ってしまった。
　廊下の向こうから聞こえる声は、やはりいつもと何ら変わりはなかった。
 

終焉を訪ねた小鳥
（それは世界が果てるときなのかもしれないし、そうではないのかもしれない）