美容整形 アンチエイジング 紅色 困った事に 忍者ブログ
書きたいものを書きたいときに書きたいだけ
 131 |  130 |  129 |  128 |  127 |  126 |  125 |  124 |  123 |  122 |  121 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

テスト終わってから調子こいて絵ばっかり描いてたら字の書き方忘れた……orz
完結しねえよ何でだよ全く……
流石に最近ss書いてないなーって思ったんで、ずっと前に書いてお蔵入りしてたss放っときます。
木熱だよ。Dr.ワイリー宅をだいぶ捏造してるよ。



 じっと、遠くから彼を見つめる。
 自分とは随分違う、何だかとても守ってやりたくなるような幼い身体をした兄を。
 僕は部屋の中にいて、彼は中庭というにはあまりにも豪華な花畑にいた。
 僕が見ているのも気付かず、彼は徐に手を伸ばし、おそらくはタンポポであろう黄色い花をブチリともぎ取った。
 それを見て、一瞬身体が強張ったが、折角遊んでいる彼を驚かすのも偲びなく思われて、結局僕は黙って見ている事にした。
 しかし、花を毟り取っては何かをし、また毟る、という行動を何度も繰り返すのを見ていると、何をしているのかが気になってきた。
 彼が僕に気付くように、いつもより少しだけ音を立てながら歩いて行った。
「ねえ、ヒート兄さん。何をしているの?」
「あ、ウッド。いやその、ちが……」
 僕が怒っているとでも思ったのか、ちょっと慌てた後に口籠もってしまった。
「どうしたの? ……僕は怒ってないよ?」
「いや、そうじゃなくて……笑わない?」
 いつになく歯切れの悪い兄に疑問を抱きつつも、笑わないよ、と伝えると、顔を真っ赤にして囁いてきた。
「花占い……してたの。」
 よっぽどへんな顔をしていたのであろう僕に、訂正も込めて説明してくれた。
「僕ね、ウッドが僕のこと好きかな……って思ってね、花占いしてたの。そしたらね、結果が全部嫌いだったから、好きになるまで続けてたの。」
 彼の説明を聞いて、僕は思わず苦笑した。
 その笑顔を見咎められて、今度は僕が説明する番になった。

花占い
(「僕が君を嫌いになるわけないじゃない。」)

拍手

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
Calendar
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Profile
HN:
萌依
性別:
女性
職業:
腐っても学生
趣味:
絵描くのも字書くのも好きではある
自己紹介:
基本的に二次創作の小説(とは名ばかりのSS)を書いていきます。
それこそ、書きたいときに書きたいものを書きたいだけ。
日々の下らない事も書き流します。注意!!
BLいっぱいで好き勝手突っ走ること間違いなし。
最近は岩男とBSBばっかり。
岩男は一応2ボスメインです
Counter
キリ番は特に定めてないです。 ぞろ目だったりキリが良かったりしたらどうぞ^^
Real Time
Booklog
Retrieval in Blog
Copyright ©  紅色  All Rights Reserved.
*Material by *MARIA  / Egg*Station  * Photo by Kun  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]