♥ 明日にしようか

ちょっと（3分くらい？笑）悩んだ結果、今日うｐする。
さっき書いたssの続き的な……何かｗｗ
同じように若干自傷とかそういった類の表現があるんで、苦手な人はご遠慮くださいいい。
今回のは、平気な人でもちょっと色々言われそう。そういうのはコメよりメルフォでお願いします。

とりま追記よりどうぞ。

　私らしくもない可愛らしい桜の柄の便箋を机の上に広げて手紙を書いていく。最初に『拝啓』を書いたときに、やっぱりこの便箋は可愛すぎるかなとも思ったけど、滅多に手紙を書かない私はこのためだけに便箋を買いに行くのも何だか馬鹿らしく思えて、もう良いやって続きを書く。

『拝啓　私の兄

貴方がここを読んでいるという事は、つまり私が貴方から逃げたという事です。逆だと言えるかもしれませんが、残る結果は一緒です。私と貴方はバラバラになりました。そしてもう戻る事はないのでしょう。

昔した約束が忘れられません。相変わらず私は独りになれない。いえ、常に独りなのかもしれません。でも、私は約束した日から何一つ変わっていないと思います。貴方から逃げなければ、約束は守れたかもしれないのに。ごめんなさい。

そろそろ壊れてしまいそうです。腕はメッタ刺しの跡で痛みます。喉は吐きすぎて炎症を起こしているそうです。何も食べれないので体重がどんどん落ちていきます。こんな事になってしまう前に気付けたら良かったのに、現実はそんなに都合良くいってくれないみたいです。

それでは、さようなら。

敬具　貴方の妹』

　私らしくもない可愛らしい桜の柄の便箋は、便箋とセットになっていた同じ柄の封筒に入れられて、それらのセットになっていた桜のシールで封をされた。封をした真下に小さい字で『壁は貴方までも拒絶します』とだけ書いた。
　少ない荷物を痛む腕で持って、今一番慰めてくれそうな人の所まで行く準備をする。靴紐を結べば涙が溢れてくるし、そう広くはない道を走れば嗚咽が漏れる。

I love you の過去形を叫ぶ
（大切だった、好きだった、愛してた）