♥ では更新でもしようか

書かなあかん事はお知らせで書いたやつ程度です。
あとはあれかな。実況プレイ動画をニコニコにうｐしてみたいって事くらいかな。
してみたいんだよなあ……実況プレイ……
自分でいうのもあれだけど、関西人なんで素でボケれるしね。ツッコミだってできるよ。
まあ環境が整うまではどう足掻こうとできないんだけどね。
追記は鋼光で、フラッシュ視点です。タイトル？んなもん適当に決まってます←

　世界が、切り取られる。
　それはほんの一瞬の刹那。音が、時間が、空気が、空間が、切り取られる。一つのコマに収まるように切り取られてしまった空間を破れるのは俺だけで、お前はただじっと虚空を見つめる。瞬きもしないで空間を見つめているその瞳には、もうそこにはいないはずの俺が確かに映っていた。覗き込んでも、俺以外は見えない。
　例えば、今ここでお前を突き刺したとしても、再び時間が進むまでお前は死なない。時間が止まる。これはある種の不老不死なのだろうか。試してみたい衝動に駆られて踏み止まる。凍っていた時間が融けだした。
　辺りは常温に保たれ、固まっていた絨毯は柔らかさを取り戻す。妙な所に俺を写していた鏡も、今は正しい位置に俺を写し取っている。戸惑いの色を瞳に宿しながらも、ゆるりと部屋を見渡すお前の立ち振る舞いは、無駄のない、洗練された動きだ。
　綺麗だった。辺りが色を取り戻す様は勿論、お前の、その圧倒的なまでの存在感が。どれだけ酷い傷を負ったとしても、朝になれば全てリセットしてしまったかのような、何も知らないと言いたげな澄んだ瞳。綺麗であると同時に、とても汚らしくも思える。何も知らないと言って、責任を負う事なく周囲を傷付けるような、或いは、純真無垢を装って、治りかけの傷口を抉るような、そんな風に。
　ああ神様。そのとき俺は初めて信じてなどいない神に祈りを捧げた。どうか、俺に愛されてしまったこいつだけは、安らかに眠れますように、と。そのためになら、俺は地獄に落ちたって構いやしない。一瞬だってこんな事を思ってしまった俺に、自分の安らかな最期などを祈る資格はないのだから。

それはほんの1600分の1秒
（神様、どうかお願いします）