♥ ただいまんごー!!←

ごめんね、ロクマのss完成しなかった!!←
修学旅行？　あー、うんうん疲れたよ。
ぐちぐち陰口言われたのが一番堪えました。いや、まあ、そこまでやけどー。
ヒョウ柄で悪かったなーていうか俺のちゃいますしー。
とりあえず追記はBSBでss。なつもえですけど。
CP名ってなつもえで良いんだよね？　記憶があやふやです←
夏祭りに行きたいなーって思ってたら、指が勝手に動いてました。
 

　カラコロ、カラコロ
　下駄の音が煩く耳に付き纏う。二人の間に交わす言葉などあるはずもなく、浴衣の擦れる僅かな音と下駄の無駄に明るい音だけが鼓膜を震わす。二人の間を繋いでいるのは互いの指だけで、いやでも彼女の細い指に意識がいく。可愛らしく彩られた指先は、拙いながらも一生懸命で、愛しさばかりが募る。
　歩みを進める度に近付く賑やかな音は、少しずつだが二人の間に満ちている緊張を解してくれた。隣にいる彼女は、ピンクに色付いた唇を微笑で弧を描きながら至極楽しそうに言葉を紡ぎ出す。俺も笑顔でそれに応えながら、この時間がずっと続けば良いのに、なんて思った。

　キャッキャとはしゃぐ彼女は年相応に可愛くて、普段は隠されている一面を垣間見れたような嬉しさがある。あれがしたい、これが欲しい、と俺の手を引いていく彼女の頬は、チークでも雪洞の所為でもなく紅に染まっている。本人は気付かれてないと思っているのだろう。
　彼女は普段通りの振る舞いで金魚を掬うが、一匹だけでポイが破れてしまった。残念そうに金魚をビニール袋に入れてもらっている彼女を見ていると、何だかいたたまれなくなってきて、俺は金魚すくいの夜店を開いている男（それはごく普通の20代の男だった）に400円を渡してポイを受け取った。

　二匹に増えた手元の金魚に微笑みかけながら、俺はフランクフルトを、彼女はわた飴を食べる。一息ついたところで、先程射的で取ったありきたりな狐のお面を、高くあげたお団子に引っ掛からないようにして彼女に付けてあげた。そこに下心など当然あるはずもないのだが、遠慮がちに伏せられた目蓋だとか、普段なら見えないはずの項だとかの所為で、ああ悲しき男の本能かな、心臓が跳ねる。このまま押し倒して彼女の全てを奪ってしまいたい衝動に駆られるも、俺のような人間が彼女を汚して良いはずがなく、あと少しのところで踏み止まる。
　あと僅かで花火だと気が付き、彼女の手を取ってまた歩き始める。慣れない浴衣の彼女が歩きにくそうにしている気付き、歩幅を彼女に合わせる。小さく呟かれた言葉に苦笑し、大丈夫だからゆっくり行こう、と出来るだけの優しい声音と笑顔で言う。

　空に散っていく花火を見ながら、彼女の手をギュッと握る。慌てたように向けられる顔に、至極単純な笑顔を向ける。そして、わざと花火の音に掻き消されるように言った。

「　　　　　　」

 

夏祭りの最後
（聞いてほしい、聞かないでほしい）

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♥ うぼあ

そうそう、26～28まで、修学旅行行ってきます。
リアタイは多分更新できるんじゃないかなあ……多分。
リンクの下辺りにリアタイあるんで、よかったらどうぞ。北海道からの、くだらない私の呟きがツイッター代わりに見れます（いらん
追記は鋼壊鋼……で合ってるかな←
そんな感じでほのぼのです。クラッシュは私の中で一番便利なかわゆい位置にいます。
いや……でも正直便利よね……そんな意味も込めてクラッシュ大好き。
あと彼がひな鳥だっていうのは譲れません。
あ、そうそう、このタイトルは正直思い付かなかったからこれです←

「これ、すっごくおいしーね!!」
　出来立てのパンケーキに、メイプルシロップとバターをたっぷりつけてはしゃぐ姿は、年相応といえばそうなのだが、到底戦闘用とは思えない。
　不慣れなハンドパーツだからか、それとも元来不器用だからか、周囲にはパンケーキの食べかすと、メイプルシロップとバターの混ざったものが飛散している。
　流石に何度も片付けをしても平気でいられるようには造られてはいないので（自分でも忘れそうになるが、俺は戦闘用であって家庭用ではない）、溜め息半分、クラッシュの元へと向かう。
「まったく、こんなに汚して……ほら、ナイフとフォークを貸してごらん？」
　なんとも覚束ない、危なっかしい手つきでナイフとフォーク（特にナイフ）を渡されては、いつ強ばってしまう。
　カチャカチャとパンケーキを一口大に切り分け、そのまま渡して大丈夫なものかと躊躇った。そして、パンケーキが刺さったままのフォークをクラッシュの口元まで持っていく。
「え、ちょ、メタル？」
「何だ？　早くしないと、シロップが零れちゃうよ？」
　慌てて開けられた口にパンケーキを入れると、まさにひな鳥のように食べる。
「美味しい？」
　聞けば、物凄い勢いで首を縦に振る。その所為で、口の端に付いていた食べかすが少し飛んだが、そんな事は気にせずに喋り始める。
「だってね、メタルがあーんさせてくれたから!!」

ひな鳥
（「どこでそんな言葉覚えてきたの?!」「フラッシュとバブルー。」「（あいつらか!!）」）

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♥ わっほーい

今日はできたら二つうｐしたいなあ。
BSBばっかりいっぱい溜まっていく……
そんなわけで、今日はBSB一つとロクマ一つですサーセン。
だってBSB書きやすいなんでもないです＾ω＾
とりあえず追記はあきざしです。
結婚式で食べたケーキがおいしかったんでケーキバイキングネタ。
並べ立てているケーキは私の好物です。
不二家のミルクレープ食べてみたいなあ。
しかし私はケーキバイキングに行った事がない!!　行きたいからだれか私を連れて行けば良いと思うよ←
あ、タイトルの英語は結構適当です。合ってるかどうかすらも分からん。
cakeの前にtheっているのかな？

　目の前には、たくさんのカラフルなケーキたち。
　苺のショートケーキ、ザッハトルテに、チーズケーキ、それから名前も知らないようなタルトやパイ。
　それらを眺める彼の目は、ケーキ以上にキラキラして見えて、少し高いけど連れてきて良かったと思えた。
「なあなあ、秋、これ全部食べ放題？　嘘じゃない？」
　こちらを見つめて聞いてくる彼の、同性とは思えない可愛さにある種の眩暈を覚えながらも、俺は答えた。
「60分間食べ放題だよ。好きなだけ食べていいからね。」
　子供のようにはしゃぎながら選んでいる彼を尻目に、俺も少し選ぶ。
　然程甘いものが好きな訳ではないので、真っ白な皿に乗っているのはザッハトルテとチェリータルトだけだ。
「あれ、秋そんだけ？」
「うん。萠くんはいっぱいだねー。」
　彼の皿には、苺ショートとガトーショコラ、ストロベリータルト、抹茶ケーキ、苺のミルフィーユに季節のフルーツケーキなんて代物が、それぞれ二つずつ所狭しと並んでいる。
　食べきれるのかな、なんて心配はいらなかったみたいだ。
　俺が一皿空けるとほぼ同時に彼も全て食べきっていた。

　結局彼は、苺ショート、ガトーショコラ、ストロベリータルト、抹茶ケーキ、苺のミルフィーユ、季節のフルーツケーキ、ザッハトルテ、レアチーズケーキ、アイスケーキ、クッキーラズベリーケーキを見事に60分間で食べきった。
　会計をしながら、一体あの細い体のどこにあれだけのケーキが入ったんだろうと疑問だったが、考えるだけ無駄だと気付いたので止めた。
　そもそも、彼について考えてまともな答えが出た記憶がない。　帰りの電車の中で、俺に凭れながら寝ていた彼から甘い香りがしたのは、きっとケーキだけのせいじゃないと思った。
 

Fragrance of cake and...?
（クリームの香りに紛れた彼の匂い）

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♥ 部屋超寒い。

これどゆこと。え、今5月だよね？　何で私今膝の上にブランケット掛かってんの？
なんかもー、週一更新って自分に言い聞かせてんだけど、更新してないのに来てくれてる方がいると「あー、更新したいむっちゃしたいぃぃぃいいい」ってなります。堪え性じゃないんだな（違
そして何だかんだ言いつつ手ブロは更新してるんですが（←）ロクマ（っていうか機体全部）描けません。
どうしよう、睫毛がいつの間にかリ・ボーンしてるよ←
ていうかよくよく考えれば、絵描けるパソに全然触ってなかったんだから当たり前か。そりゃアナログの絵柄だけが定着するわな。
ほんでもって追記には季節的に早すぎるssほっぽり出しときます。ss内では7月中旬らへんって事で（ぇ
影鋼影かな？　ほのぼのになるはずだったのに失敗しちゃった感満載です。
向日葵畑ってあるんですかねえ？（←
実は誕生花なのに（誕生花だから？）栽培しかした事ないです。花屋さん行っても買わなかったからなあ。
本当はもう一個ss完成するはずだったんだけど、ムリだったからこれ出しとくなんて口が裂けても言えない。

　向日葵を見に行こう、と言い出したのは相手の方からだ。男二人で見に行って一体何が楽しいんだ、と反対したのは俺だ。反対したって、行くと言ったからには行くやつだ。それを分かってて反対するのは、最早形だけだ。こいつも、俺が反対すると分かってて言い、まあ良いではないか、と言って無理矢理連れて行くんだ。
　しかし、何だって向日葵なんだ、今は少し早いんじゃないか、と問えば、見に行きたくなったからだ、なんて答えが返ってきた。フンフンと鼻歌を歌いながら準備を進めているのを、何とはなしに眺めていると、次第に、まあ向日葵も悪くないんじゃないかと思えてくるかわ不思議だ。

　見渡す限り、向日葵しか見えない。そもそも向日葵を見に来たんだから、見えないと困るのだが、あまりの広さに度肝を抜かれた。喪失感にもよく似ている感動を、今、我が身を以って感じている。多少のバラつきはあるものの、大概が2m程あり、大振りな花びらを惜し気もなく晒している。
「見に来て良かったでござろう？」
　不意に掛けられた声に驚き、首をそちらに向けると、当然いるのは俺をここに無理矢理連れてきた男だ。質問を飲み込むまでに少し時間が掛かったが、その間こいつはいつものように和やかに笑っていた。
「こんなに綺麗だとは思わなかった。」
　感嘆の溜め息と一緒に零せば、相手は満足そうにくっくっと喉を鳴らして笑った。いつもなら気に入らないその笑いも気にならない程、花は綺麗だった。今なら、英語で「Sunflower」と呼ばれるのも納得できる。確かに、小さな太陽が一面に輝いている。あの中に紛れ込んだら、きっと心地よい温もりに包まれるんじゃないかとさえ思う。

「なあ、知っておられるか。」
「何をだ。」
「向日葵は、実は食用なんでござるよ。」
　見るだけじゃ、足りなかったのでござろうか。
　そんな事を聞かれても、俺には何とも答えられない。切なそうに目を細めて向日葵畑を見渡すその姿は、もう何かを悟り尽くしたような雰囲気を纏っていた。見て、それで足りなくて我が身に閉じ込めた、そんな先人の思いを代弁しようとでもいうのか。

「愛、というものは、いつの時代も重く悲しいものでござるなあ。」

向日葵畑
（愛、なんて、そんな綺麗なもので鍍金しないでくれ）

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♥ ぐぬう

一週間振りですね!!　ご無沙汰してましたー＾＾
なんか更新停滞中なのにたくさんの方々に来て頂いてたみたいで……すげく恐縮です。
とりま今日はオープンキャンパス行って来るんで、それまでにss一本うｐできたら良いな……
何か異様に長いので、うｐできるかどうか自身ない←
でも頑張るよ｀・ω・´
追記にて光速のss（というかテキスト）です。死ネタではないけど、そんな雰囲気なんで苦手な人はバックプリーズ。結構電波です。

　鏡を眺める。そこに写るのは確かに俺なのだが、それはいつもと同じというには明らかに違っていた。俺自身は赤い機体をしている。それ以外の色といえば、備品の黄色に、装甲以外の部分を覆っている黒、人工皮膚の肌色くらいだ。基本的に俺は暖色で纏められている。鏡の中の自分には、不必要な青がある。頬に、もっと具体的に言うなら目の下に、青があるのだ。
『014 FLASH』
　所有印のように、刻まれていた。最初はいつもの悪戯だと思って、水で洗い流そうとした。もし油性だったとしても、多少は薄くなるだろう。それがどうだ、全く変化はない。ガリ、と引っ掻いても変わらない。人工皮膚が僅かに赤くなるが、その青は変わらなかった。

「フラッシュ!!　フラッシュ!!」
　ラボ内を探すが、返事はない。悪戯がバレたから隠れているのだろうか。いつもなら三分もしない内に降参して出てくるのに。
「……クイック？　誰か探しているのか？」
　後ろから聞こえた声に振り向くと、長男であるメタルがいた。しかし、俺の顔の変化を見ても、何の反応もなかった。多少の疑問を抱きつつも、おれは　普段通り、怒りで声を荒げながら喋る。
「あ、メタル!!　見てくれよ、これ!!」
　青い落書きを指し示しながらこういえば、メタルの口からは驚くべき言葉が発せられた。
「何だ？　何もないじゃないか。」
「え……？」
　ぬるり。頬を伝う感触に気付き、手をやればべったりと付着する、青。それは確かに頬にこびり付いていたものに違いなかった。まるで人間の血液のように粘り気を帯びたそれは、しかし今朝とは違って容易く落ちてくれた。
「まあ良い。それで、一体誰を探していたんだ？」
「あ、ああ……そうだ、フラッシュ探してたんだ。メタル、フラッシュどこか知らねえ？」
　いつもなら呆れたような笑顔で居場所を教えてくれるメタルは、訝しげな表情でこちらを見てくるだけで、声を発そうとはしない。それにイラつき、声を荒げて「だから……!!」と追えば、制するように手を出され、よく分からないといった風に喋りだした。
「お前は、誰を探しているんだ？　フラッシュ？　それは誰だ？」
　唖然とした。フラッシュを知らないだと？　2ndナンバーの中で、いや、DWNの中で一、二を争う程の力を持つフラッシュを。何より、過去に幾度となくメタル自身が自慢していた筈なのに。本当に目の前にいるのはメタルなのか。どうやら2ndナンバーの話なのかと察したらしいメタルは、つらつらと2ndナンバーを読み上げる。
「……ル、No.012クイック、No.013クラッシュ、No.014ヒート、No.015ｨ……」
「ま、待ってくれメタル!!」
　確かに、フラッシュだけいなかった。指にこびり付く青は、じわりと床に水溜りを作っている。そこにぼやけながら写る俺の頬には、未だにあいつの青い刻印が残っていた。

　本当に存在していないんだ、と実感するのに、長い時間は要さなかった。嫌でも感じさせられるのだ。部屋に行ったとしても、そこにいるのはフラッシュではなくヒートだし、リビングでカーレースを見ていたとしても、誰も冷やかしを入れない。物足りなさだけが満ちていく。虚しくて、侘しくて。
　鏡を見ると、青は体中に現れていた。このまま、全て青に染まってしまえば良いのかもしれない。俺がいなくなって、代わりにフラッシュになれたなら。そしたら、きっと俺の足りない何かが埋まる気がした。

　青。青。鏡の向こうに広がるのは、清清しい青ばかり。俺が手を伸ばして触れれば、向こうも手を伸ばす。触れた瞬間に俺の手から流れ落ちるのは、全ての事の元凶である青。温い風が窓から吹き込む。目を細めれば、無効は優しく微笑む。口が形作るだけの言葉は、ひどく優しいくせに残酷だ。
　冷たい鏡に唇を押し当てる。柔らかさとは程遠い、固い無機質のそれはどう足掻いてもあいつに代わる事は出来ない。ぬるりと舌がなぞるのも冷たい鏡だ。向こうにいるあいつには届かない。そっと瞳に写り込む自分を覗くと、そこにいつのは真っ赤な俺だった。混じり気のない赤が、藤色の瞳に写っていた。
 

鏡に見るは幻想
（愛してるのは、お前か、俺か？）

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